[メイン2] サウザー :
[メイン2]
サウザー :
酒場の外に早々に出たサウザーは顔を手で覆うのをやめ
妙に上の空になっていた。
[メイン2] サウザー : サウザーは純真無垢であった。
[メイン2]
サウザー :
ゆえに、あのような格好の女を見た瞬間に
妙な感覚に襲われ、ずうっとあのカンナという女が脳裏を過ぎり続けるのだ。
[メイン2]
白の聖女エクレシア :
「や…やっと追いついた…ってあれ?どうしたんですかサウザーさん?」
上の空でボーっとしてるサウザーに話しかける
[メイン2] 天童 アリス : 「待ってくださいよォ〜!」
[メイン2]
サウザー :
「ふぅ……」
そのまま立ち止まって、気を落ち着かせているのかそうではないのか
とにかくサウザーには刺激が強かったのだ。
[メイン2] サウザー : 「…………」
[メイン2] サウザー : 「ふぅ……どうやら乗り切ったようだな」
[メイン2] 白の聖女エクレシア : 「……?」
[メイン2] 天童 アリス : 「?」
[メイン2]
サウザー :
「……」
振り向けば、きょとんとする女が二人。
サウザーはその反応を見て、冷や汗をかいて「えっマジで? あれって普通なの?」みたいな顔をしつつも。
[メイン2]
サウザー :
「ふ フハハハ……っ
とにかく……冒険の準備をせねばならぬな」
[メイン2] 天童 アリス : 「そうですね!」
[メイン2] 白の聖女エクレシア : 「……あっ!そうですね!」
[メイン2]
サウザー :
「貴様らもおれと行動を共にする以上
聖帝軍カッコカリという形で入隊を許可し
おれの下で働く事を許可しようっ!」
[メイン2]
サウザー :
と、いきなりそんな事を言いだせば
サウザーは、その辺の樽の上に座り込む。
[メイン2] 天童 アリス : 「ありがとうございます!」
[メイン2]
白の聖女エクレシア :
「あの聖帝軍にですか!分かりました!よろしくお願いします!」
エクレシアは聖帝軍を勘違いしていた、というのもサウザーファンクラブの名称も聖帝軍なのだ
[メイン2]
サウザー :
「フハハハ! 光栄に思うがいい
さて……貴様たちは今どれぐらい手持ちがある?
あればおれの分も含めて準備をしてくるがいい」
[メイン2] サウザー : 樽の上に座り込んだまま、いつもの表情でニタリと笑いながら。
[メイン2] 天童 アリス : 「分かりました!」
[メイン2]
白の聖女エクレシア :
「え~っとこの前ので使っちゃって残りが…984200Gですね、」
「とりあえず6人分のテントと食料が必要になってきますね」
[メイン2]
サウザー :
「ふわっ……!? 984,200ベリー…………!!?
フフフハハハハ! それだけあれば
おれの分も用意できるな? いや、用意してくれる前提かっ!」
[メイン2] サウザー : と、やけに"おれの分"を強調してくる。
[メイン2] 天童 アリス : 「いいですよ!」
[メイン2] 白の聖女エクレシア : 「勿論ですよ!サウザーさんも一緒に見繕いに行きませんか?」
[メイン2] 天童 アリス : 「いいですね!」
[メイン2]
サウザー :
「ぬぅぅ……」
すると一緒に見繕いに行こうという提案に急に眉間に皺を寄せ始めて。
[メイン2] サウザー : 歯を軋ませ。
[メイン2] サウザー : 「ぬぐぐぐぅぅぅ……」
[メイン2] 白の聖女エクレシア : 「ど…どうしたんですか…?具合でも…?」
[メイン2] 天童 アリス : 「……?」オロオロ
[メイン2]
サウザー :
「……っ! なんでもない
白の女よ 一緒に見繕いに行って
おれの分を貴様のベリーで買ってくれるのだろうな?」
[メイン2] 白の聖女エクレシア : 「はい!勿論皆の分買いますよ!」
[メイン2] 天童 アリス : 「では行きましょう!」
[メイン2]
サウザー :
「ふっ フフフ……そうこなくてはな」
そう言いながらサウザーは立ち上がる。
[メイン2]
サウザー :
まさか、この男
資金がすっからかんだとはだれも思うまい。
[メイン2]
サウザー :
なんか上質な寝巻が欲しいな、という欲が
彼が部下から貰った資金にトドメを刺したのは言うまでもない。
その証拠に、彼は上質なシャツを持っているのだ。
[メイン2]
サウザー :
「……さて、女……女と言い続けるのも何だ
貴様ら二人の名も、この聖帝サウザー……訊いてやろう」
[メイン2] 天童 アリス : 「!」
[メイン2] 天童 アリス : 「天童 アリスです!」
[メイン2] 白の聖女エクレシア : 「私はエクレシアです!よろしくお願いします!」
[メイン2]
サウザー :
「フハハハハハ───っ!
エクレシアに、アリス……いかにも名前だ
ピッタリな名を授かったものだな、南斗の極星を背負うおれの次ぐらいに
同率で!」
と、手で顔を覆って高笑いしていると
おそらく一時別行動をとっている、ことりの唄が聴こえる。
[メイン2]
サウザー :
「ぬうっ……!?」
そして聴こえたと思えば、歓声と共に
硬貨がちゃりんちゃりんと重なるような音も聞こえる。
[メイン2] 白の聖女エクレシア : 「あっ、ことりさん路上ライブしてるみたいですね」
[メイン2] 天童 アリス : 「ライブいいですね〜!」
[メイン2]
サウザー :
「……フフフ……そうか……!
……エクレシア、そしてアリスよ!
一つ、貴様らはおれにサインをもらったが……それだけでは足りんだろう」
[メイン2] 天童 アリス : 「!」
[メイン2]
サウザー :
「おれの
この聖帝サウザーの踊りを生で見てみたいとは思わんか?」
[メイン2] 白の聖女エクレシア : 「……!」
[メイン2] 天童 アリス : 「見たいです!」
[メイン2] 白の聖女エクレシア : 「やるんですか!?ゲリラ生ライブ!」
[メイン2]
サウザー :
「フフフ……だがタダでは見せん
二人の女がいれば、男衆は簡単に惹かれて来るだろう
ゆえに貴様らはおれの広告塔となり、僅かでも観客を引き寄せろ!」
[メイン2]
サウザー :
「そして観衆の前でっ!
おれの生ライブを披露してやろうではないか!」
[メイン2] 天童 アリス : 「!!!!」
[メイン2]
白の聖女エクレシア :
「え!?私達もですか!?」
「それは勿論いいですけど…」
そういうのはやったことは無いから少し不安だった
[メイン2] 天童 アリス : 「やりましょう!」
[メイン2]
サウザー :
「フハハハハ───っ!
なに……おれの舞で不安を埋め合わせてくれるっ!」
[メイン2] 白の聖女エクレシア : 「サウザーさん…!」
[メイン2] 白の聖女エクレシア : 「……分かりました!私、やってみます!」
[メイン2] 天童 アリス : 「すごいです!」
[メイン2] 天童 アリス : タレント アリスもモモトークで広告塔をやりたいです!で知性で判定したい
[メイン2] GM : どうぞ
[メイン2] 天童 アリス : うわ!
[メイン2] 天童 アリス : 2D6+15+3>=1LV 知性SRアリスもモモトークで広告塔をやりたいです! (2D6+18>=20) > 5[1,4]+18 > 23 > 成功 > 経験値5
[メイン2] 白の聖女エクレシア : !
[メイン2] サウザー : !!
[メイン2]
GM :
アリスは持ち前の明るさと、そして知識を大いに振る舞い
生ライブの広告を通りかかる人々へ宣伝した。
[メイン2]
GM :
「ん?ライブ?」
王国民達はそれに興味を示したようだ。
[メイン2] 天童 アリス : 「南斗DE5MANのサウザーの生ゲリラライブやります!」
[メイン2] 天童 アリス : 「良かったらどうぞ!」
[メイン2] GM : 「あのサウザーがこの王国に来ていたのか!そりゃあ楽しみだな!」
[メイン2] GM : そんなこんなで、観客数は確保できたようだ。
[メイン2]
白の聖女エクレシア :
では私も、ここはアイドル活動らしく魅力いきましょう
教養でアイドルの事は知ってる感じで一緒にステージ盛り上げます
[メイン2] GM : どうぞ
[メイン2] 白の聖女エクレシア : 2D6+19+3>=2LV 魅力SR (2D6+22>=25) > 8[2,2][1,3]+22 > 30 > 成功 > 経験値16
[メイン2] 白の聖女エクレシア : 回転だァ~~~!!
[メイン2] 天童 アリス : 良かったなァ…!
[メイン2]
GM :
サウザーをお目当てに集まった観客達だが
─────その前座として登場したエクレシアの歌に、とても驚き
そして、感動を覚えたようだ。
[メイン2]
サウザー :
(えっ……!? 歌上手くない……?
なんかハードル高くない?)
[メイン2]
GM :
「なんだあの子……!?すっげぇ歌が上手い……!?」
「それに何より……可愛い、だと……!?」
大盛り上がりのようだ。
[メイン2]
白の聖女エクレシア :
「抱きしめて!銀河の果てまで!」
(確かこんな感じだったような…大丈夫かな?)
[メイン2] GM : おひねりが投げられた。「1D*10000ベリー」どうぞ。
[メイン2] 白の聖女エクレシア : 「!」「ありがとうございます!」
[メイン2]
サウザー :
(それによくよく考えてみれば
あの"ことり"という女の歌を聞いて、目も耳も肥えたやつらもいるし
聖帝サウザーがオチ担当とかそんなオチあるくない?
……! お、おひねり……)
[メイン2] 白の聖女エクレシア : 1D*10000 (1D6*10000) > 5[5]*10000 > 50000
[メイン2]
GM :
予想だにしない前座の魅了に満足したのか
そこそこの大金が投げられたようだ。
[メイン2]
サウザー :
(そうだ この聖帝サウザー……!
金を稼がねばならぬのだ! 退かぬッ!
この場合は媚びもあくまで営業っ!)
[メイン2]
サウザー :
「よくやった二人とも
聖帝サウザーの出る幕として相応しいぞっ!」
[メイン2] 天童 アリス : 「うわ!」
[メイン2]
白の聖女エクレシア :
「ありがとうございます!引き続き南斗DE5MEN、サウザーさんのライブをお楽しみください!」
そういって舞台から降りサウザーに引き継ぐ
[メイン2]
サウザー :
(ぬぐぐぐぅぅぅぅ……やってやるっ!
こいつら(観客)あくまでおれを見る為に来たっ!
そのはずだ……!)
[メイン2]
GM :
盛大な拍手でエクレシアは送られた。
そして待たれるは、サウザーの登場。
[メイン2] GM : さぁ今回のライブのメインディッシュの評判はいかに?
[メイン2] サウザー : (何より……帝王に逃走は無いのだ────っ!)
[メイン2]
サウザー :
使用ステータス:ダンスなので器用
タレント:≪南斗鳳凰拳≫で要所要所で華麗に舞います。
[メイン2] GM : どうぞ
[メイン2] サウザー : 2D6+16+3>=1LV 器用SR (2D6+19>=20) > 6[2,4]+19 > 25 > 成功 > 経験値6
[メイン2]
GM :
やはり、大物アイドルの風格は一味違ったようだ。
観客は大盛り上がり。
[メイン2]
GM :
「うおおおおおおお~~~~~~!!
聖帝!聖帝!聖帝!聖帝!」
[メイン2] 天童 アリス : 「聖帝!聖帝!」
[メイン2]
サウザー :
♪ それが大事
チャーチャララー チャララーチャラー
観客の脳内に流れるは、この世界には多分存在しないはずの曲っ!
[メイン2] 白の聖女エクレシア : 「聖帝!聖帝!」
[メイン2]
サウザー :
そして、要所要所でサウザーはその巨躯を
鳳凰の如く舞わせるッ!!
[メイン2]
GM :
「うおぉぉお……!?!さすがサウザーだ!!
やっぱああいうド派手な演出が最高だな!!」
[メイン2] GM : 満足した観客達は、おひねりを投げた。
[メイン2] 天童 アリス : 「生で見れたの最高〜!」
[メイン2] 白の聖女エクレシア : 「凄い…!これが生ライブ…!」
[メイン2]
サウザー :
「フハハハ───っ!
この聖帝サウザーは飢えぬっ! 部下が言ってたし!」
[メイン2] サウザー : 1D*10000 (1D6*10000) > 1[1]*10000 > 10000
[メイン2] GM : 「まぁでも、こんなもんだよな」
[メイン2] サウザー : 「…………?」
[メイン2] サウザー : 「ぬっ」
[メイン2]
サウザー :
「ぬぐぐぐぐぅぅぅうう……!!!」
舞台裏で唇を噛む。
[メイン2] GM : やはり前座のインパクトが大きかったのだろう。
[メイン2] GM : そんなこんなでライブは無事終わった。
[メイン2]
サウザー :
…………サウザーの脳内にも観客の脳内にかかっていたであろう
存在しないはずの曲の歌詞が流れる。
[メイン2] 天童 アリス : 「サウザーさん良かったです!」
[メイン2]
サウザー :
負けない事、投げ出さない事、逃げ出さない事、信じ抜く事
駄目になりそうな時、それが一番大事……
「ああ……良かったようだな
1万ベリーだ……1万ベリーっ! 子供には高いぐらいだっ! フフフ……
…………」
[メイン2] 白の聖女エクレシア : 「サウザーさん!私!感動しました!」
[メイン2]
サウザー :
「おれも感動したぞ
貴様の歌にはな」
と言いながら、なんか上の空になりかけ───
[メイン2] サウザー : 「…………」
[メイン2] サウザー : 「一緒に見繕いに行く約束だったな……」
[メイン2] 白の聖女エクレシア : 「…!」
[メイン2] 天童 アリス : 「そうですね!」
[メイン2]
サウザー :
「フフフ……この聖帝サウザー
制圧前身あるのみ……ゆえに挫けん……!」
と、ちょっと吐露しつつもエクレシアたちと共に見繕いに行く……。
[メイン2]
サウザー :
「……」
エクレシアの立ち振る舞いに妙に育ちの良さを感じるが
育ちの良しあしが目でわからぬサウザーは、マジで雰囲気だけしか感じ取れなかった。
そしてエクレシアは育ちが良いから人気だったんだろう、みたいな言い訳を頭の中で捏ねて前進する。
[メイン2] サウザー :
[メイン2]
サウザー :
【購入宣言】
食料袋(1日分の食料を詰められる袋です。おまけで1日分の保存食が入っています。)
購入数:1
所持数:1
所持金 -10000
重量 +15
これを買う時、せめてカレー味は無いかと探しましたが
無かったのでサウザーは拗ねました。
[メイン2]
白の聖女エクレシア :
【購入宣言】
・テント(1人用) 15,000 100 コンパクトで組み立ても簡単な1人用のテントです。
・食料袋 10,000 15 1日分の食料を詰められる袋です。おまけで1日分の保存食が入っています。
・調理道具一式 60,000 80 鍋、やかん、フライパンなどのあらゆる調理に対応したセットです。
-85000
そういえば調理道具無かったからここで買っときましょう
一人用テントは後で必要ない事が分かって落ち込みます
[メイン2]
天童 アリス :
【購入宣言】
水袋×2 6,000×2
食料袋×2 10,000×2
冒険者セット 40,000
テント(5人用) 55,000
所持金 450000-127000=323000
[メイン2] 天童 アリス :
[メイン2]
天童 アリス :
「パセキュテッド村」について 1LV
知性でタレントアリスもimgで情報収集したいです!使う 来い
[メイン2]
GM :
どうぞ
imgがこの世界にあるわけねぇけどどうぞ
[メイン2] 天童 アリス : うわ!
[メイン2] 天童 アリス : 2D6+15>=1LV 知性SRアリスもimgで情報収集したいです! (2D6+15>=20) > 8[3,5]+15 > 23 > 成功 > 経験値8
[メイン2] GM :
[メイン2]
GM :
・「パセキュテッド村」について
ダンジェル森と呼ばれる、入り組んだ天然の要害に、多くの魔物、山賊・盗賊が出現するとされる、危険な森の中にある村。
ダンジェル森自体、未だに不確定な要素が多く、周辺に位置する王国もこの地を開拓するために兵を派遣することは現状無い。
ここを敢えて通過するのは、未知を調査するために派遣される"冒険者"くらいとされている。
そんな森の中に、「パセキュテッド村」は存在する。各王国で、少数の、偶然魔術の才能を有していた奴隷が脱走し、それぞれ一致団結し、同じ場所へ避難した結果形成された集落である。
この村もまた、森同様に未だにその実態が判明しておらず、なおかつ魔術を行使する奴隷達が集まっているということもあり、兵力を以って調査に踏み出た場合、相当の被害が予測されるため、各王国とも放置しているようだ。
[メイン2] GM :
[メイン2]
天童 アリス :
「見てください!」
「今…imgでパセキュテッド村がブームみたいです!」
[メイン2]
サウザー :
「…………」
その場で蹲り、パセキュテッド村がどこでブームかも聞かずに
上の空である、本日3回目。
[メイン2] 白の聖女エクレシア : 「へ~、ブーム来てるんですねパセキュテッド村」(img…?)
[メイン2] サウザー : 「今のおれの中ではその村は目的地であってブームではない……」
[メイン2] サウザー : と、なんかそれっぽい事を呟く。
[メイン2]
白の聖女エクレシア :
「……」
サウザーさん、どうしたんだろう?と少し不安になる
勿論純粋な彼女には傷つけている要因の一つが自分であることにすら気づいていない
[メイン2]
サウザー :
そして、まさかもう一つ、いやあと二つの要因が
夕食にカレーが食べられない事が確定した事と
気を紛らわせるために妄想にでも浸ろうとしたら、またあのいかがわしい恰好の女が脳裏を過ぎり始めた事である。
[メイン2]
サウザー :
「おれの事は気にするな
南斗鳳凰拳の前座は虚、これからが本番なのだ…………
フフフ……村といえば……フフフフ……依頼主の名は……なんだったか」
[メイン2] サウザー : ショックすぎて、依頼の内容もほぼほぼ忘れかけているようだ。
[メイン2] 天童 アリス : 「えっとですね…」
[メイン2] 白の聖女エクレシア : 「そういえば…依頼主の事何も知りませんね私達」
[メイン2] 白の聖女エクレシア : というわけでタレント教養と知識で依頼主の情報を
[メイン2] GM : どうぞ
[メイン2] 白の聖女エクレシア : 2D6+21+3>=3LV 知性SR (2D6+24>=30) > 4[1,3]+24 > 28 > 失敗
[メイン2] 白の聖女エクレシア : 🌈
[メイン2] 天童 アリス : 🌈
[メイン2] サウザー : 虹
[メイン2] サウザー : 🌈🌈
[メイン2] GM : 3LVじゃなく1LVだな
[メイン2] 白の聖女エクレシア : !
[メイン2] GM : ああいや、自分で難易度設定してみたってとこか?
[メイン2] 天童 アリス : 聖者か?
[メイン2] GM : もし3LVでまたトライしたいなら別タレント使って再挑戦可
[メイン2] 白の聖女エクレシア : あ~前の卓で経験値手に入るからギリギリの方がいいって聞いてたの実行してましたね…
[メイン2]
GM :
失敗は経験値入らないことにした
とりあえず再挑戦するかどうかは任せる
[メイン2] 白の聖女エクレシア : では再挑戦で…LV1でやりますか普通に
[メイン2] GM : どうぞ、タレントの宣言も一応
[メイン2] 白の聖女エクレシア : 相剣で…魔力を探るとかで
[メイン2] GM : どうぞ
[メイン2] 白の聖女エクレシア : 2D6+21+3>=1LV 知性SR (2D6+24>=20) > 7[3,4]+24 > 31 > 成功 > 経験値7
[メイン2] GM :
[メイン2]
GM :
・「学者、ローラント」について
「フーシャ王国」の魔術師協会の「革新派」に所属する上級魔術師の男。
才気に満ち溢れており、その技量、名前は王国でも知る人ぞ知る人物となっている。
ただし、その評判は良いものもあれば、悪いものもある。
魔術の発展のために、奴隷を実験材料とした研究を行なっている。それにより、数多くの魔術アイテムの開発に貢献していることは事実として存在するも、そういったやり方に良く思わない者達もいる。
[メイン2] GM :
[メイン2]
白の聖女エクレシア :
「成程…」
再起に溢れてるが黒い噂もある人物…とはいえどんな人なのかは実際に会ってみないと分からないなあ、なんてことを考えながら
[メイン2]
白の聖女エクレシア :
「……あれ?」
ふと考え語をしていたら上の空のサウザーがふらり…ふらり…遠く離れて
…あれ何処に向かって?
[メイン2]
白の聖女エクレシア :
「ちょっとサウザーさん!?何処行くんですか~~~~!?」
上の空でどこかに行ってしまうサウザーを追いかけるのだった
[メイン2]
天童 アリス :
「待ってください!二人とも〜!」
とてとてと追いかける
[メイン2] 白の聖女エクレシア :
[メイン2] 白の聖女エクレシア :
[メイン2] 天童 アリス :
[メイン2]
天童 アリス :
「パセキュテッド村の実態」について 2LV
判定知性 アリスはimgで情報収集したいです!
[メイン2] 天童 アリス : 2D6+15+3>=1LV 知性SR imgの情報収集能力 (2D6+18>=20) > 6[1,5]+18 > 24 > 成功 > 経験値6
[メイン2] GM : imgはこの世界に無ェけどな!!!!!!!!!!!!!!!
[メイン2] GM :
[メイン2]
GM :
・「パセキュテッド村の実態について」
人口100人程度の村。各王国で虐げられた、魔力の才能を持つ奴隷達が集まったことから、「メシア教」と呼ばれる、選民思想的宗教が形成されている。
そこで、いつかメシア、つまり自分達を救う偉大な存在が現れることを信じ、魔力を用いた宗教的儀式を毎日のように行っている。
その結果、「奇跡」が起こり、「賢者の石」が生まれたとされている。
「賢者の石」を運用できる住民はいないため、村内で厳重に保管されている。
その石は、奇跡の象徴として、崇められている。
[メイン2] GM :
[メイン2] 天童 アリス : 「あの村の情報は裏取りの通りでしたね」
[メイン2]
ゆんゆん :
むむむ、と腕を組んで唸っていれば。
彼女の声にはっと顔を上げ、アリスへと向き直る。
[メイン2]
ゆんゆん :
「そうですね……巫女さんの言った通り
"奇跡"があって賢者の石が生まれた……
ううん、それ以外分からないので解決策は出てきませんけども……」
[メイン2] 天童 アリス : 「皆を信じましょう」
[メイン2]
ゆんゆん :
あはは…と頬をかき。
こくり、と頷く。
[メイン2]
ゆんゆん :
「はいっ!……私たちが信じている以上
私達もまた、任されたことをしましょう」
[メイン2] 天童 アリス : 「そうですね」
[メイン2] ゆんゆん : アリスの言葉にこくんと頷き。
[メイン2]
ゆんゆん :
様子見するように、恐る恐る馬車の方を見る。
────彼が座っているであろう場所に。
[メイン2] ローラント : 視線を感じたのか、氷のような瞳をちらりと、ゆんゆんの方へ向ける。
[メイン2] ローラント : 「……いかがしましたか?」
[メイン2] ゆんゆん : 氷のような瞳に、びくり!と飛び跳ねながらも。
[メイン2]
ゆんゆん :
「あ、えっと……護衛を私たちは任されましたが。
そういえば、なにしにローラントさんは村まで向かうのかな……と、思いまして」
[メイン2] 天童 アリス : 「そういえばそうですね」
[メイン2]
ローラント :
「……ふむ、なるほど
気になりますか?冒険者の皆さん」
[メイン2] ゆんゆん : ほおをぽりぽりと。
[メイン2]
ゆんゆん :
「”任務”じゃありませんけどね。
冒険者として、ちょっとした好奇心でして……」
[メイン2] 天童 アリス : 「ええ…帰りまで暇になりますし」
[メイン2]
ローラント :
「そうですね─────ではまず、私達が住む
フーシャ王国についてのお話をしましょう」
[メイン2] ローラント : 無表情ながらも、学者として嬉しそうに話し始める。
[メイン2]
ローラント :
「私達の王国では、魔術師の数が少ない
それは、お二人もご存知ですよね?」
[メイン2] ゆんゆん : ふむふむ、と話に耳を傾ける準備。
[メイン2] 天童 アリス : 「ええ…何度か聞きましたが理由までは…」
[メイン2]
ゆんゆん :
「はい……サウザーさんのような、魔術を珍しいと思う人も少なくない……
一般人だと、そのような人が多いと」
[メイン2]
ローラント :
「良いところに着目してますね、ええ、その通りです
─────理由は、ちゃんとあります」
[メイン2]
ゆんゆん :
理由……。
ごくり、と唾を飲む。
[メイン2]
ローラント :
「まず、フーシャ王国周辺にはですね、魔力を得るために必要な
魔石といったような、魔力素材の採掘場が不足しております
隣接する王国が、そういった資源を入手できる産地を確保している
といったような状況下にあります」
[メイン2]
ローラント :
「魔力供給量が少ないがために、魔術の研究がどうしても遅れを取ってしまう
そうなれば……いずれ戦争が起きた際に、他国の侵略に
太刀打ちできなくなってしまうのは、火を見るよりも明らかでしょう」
[メイン2] 天童 アリス : 「そうだったんですね…」
[メイン2]
ローラント :
「ゆえに─────私は、パセキュテッド村を魔力供給地点とすべく
足を運んでいるのです」
[メイン2] ローラント : 視線は、通り過ぎる木々へ。
[メイン2] 天童 アリス : 「へ〜!」
[メイン2] ゆんゆん : 「……な、なる……ほど」
[メイン2] ゆんゆん : 視線は、ローラントのもとのまま。
[メイン2]
ローラント :
「ふふ、この計画が成功すれば……
皆さんの生活も、きっと楽になりますよ」
[メイン2]
ゆんゆん :
「でも……その、魔力供給地点にするにあたって
何か、パセキュテッド村に不利益は起こらないのでしょうか?」
[メイン2] 天童 アリス : 「そんなにですか!?」
[メイン2] ローラント : 「起こりますよ」
[メイン2]
ローラント :
「ただ、元奴隷の集落ですからね
あまり気にすることでも無いでしょう」
[メイン2] ゆんゆん : 唇を固く結んだまま。
[メイン2]
ローラント :
「パセキュテッド村は、フーシャ王国が管轄する村でもありません
完全な自治体ですね、各王国とも、その存在は認めてはならない態度を
示してはいますが……何せ、天然の要害立ち込める
ダンジェル森の中にありますからねぇ」
[メイン2] ローラント : 「現状は放置、という選択を取っているに過ぎないです」
[メイン2]
ゆんゆん :
「んむむむ……
あ、あのっ……あんまり口出しするべきではないと思うんですが……」
と、前起きしたまま。
[メイン2] ローラント : 氷のような瞳が、ゆんゆんの方へ向けられる。
[メイン2]
ゆんゆん :
「元奴隷の集落……とはいいますが。
それでも、生きている人に変わりはないのではないでしょうか!」
[メイン2] ローラント : 「そうですね」
[メイン2] ローラント : 「では逆にお伺いします」
[メイン2]
ローラント :
「─────"冒険者"が普段討伐している魔物
彼らもまた生きていることには変わりありませんが」
[メイン2] ローラント : 「それでも討伐してますよね?」
[メイン2] ローラント : 「それと何ら変わりない行為ですよ」
[メイン2] ゆんゆん : ……う、と口が詰まりそうになる。
[メイン2] ローラント : 「あなたは、とても変わった考えをお持ちの人のようです」
[メイン2]
ゆんゆん :
「……でも、冒険者は……誰かに害する者は、人であれ魔物であれ討伐します
……あの村の人は、何もしてないんじゃないですか?」
[メイン2] ゆんゆん : うぅ、とローラントにそう言われ縮こまる。
[メイン2]
ローラント :
「フーシャ王国であっても、奴隷というものは存在します
同じ種族であっても、格差はあり続ける
それに対し、非を唱えるような存在が、学者ではなく……
まさか、冒険者にいるとは、変わっておられますね」
[メイン2]
ローラント :
「パセキュテッド村は、言うなれば亡命者の集落ですね
情けを掛ける必要性は、特に無いかと思われます
それに─────」
[メイン2]
ローラント :
「彼らを代償に、より多くの王国民が笑顔となるなら
それは、とても素晴らしいことだとは思いませんか?」
[メイン2]
ゆんゆん :
「そういう人に憧れて、冒険者を目指しましたから」
と、ローラントに答え。
[メイン2]
ゆんゆん :
「……それは、いいことかもしれません
私たちの生活がよりよくなるなら、それはいい事だと思いますから」
[メイン2]
ゆんゆん :
否定は────できない。
なぜならば、彼もまた私たちと同じく、”誰かのために働くもの”なのだから。
[メイン2] ゆんゆん : 少し、その”誰か”のラインがズレているだけ。
[メイン2]
ゆんゆん :
「……でも、誰かを踏み台にした笑顔よりも
みんなで笑った方が、もっともっといいな……なんて考えちゃうんです」
[メイン2] ゆんゆん : えへへ、と頬を掻き。
[メイン2] ローラント : 「ふむ」
[メイン2]
ローラント :
「人は嫌、でも異種族は構わない
そういうことでしょうか?」
[メイン2] ゆんゆん : 首を横に振り。
[メイン2]
ゆんゆん :
「できる事なら、異種族の人たちも……笑顔にしたいです
……魔法って、そういう無理難題でも、可能にできるような力ですし」
[メイン2] ローラント : 「─────ふむ」
[メイン2] ローラント : 冷たい、氷のような視線は、道の方へ。
[メイン2]
ローラント :
「その理想は、危ういものです
ですが、ええ、個々人がそう思うことに対し拒絶するのもまた
私は違うと考えておりますので」
[メイン2]
ローラント :
「あなたという冒険者が、冒険者という身分で
その夢を叶えたいということであれば
ええ、私も応援しておりますよ」
[メイン2] ローラント : 「─────平和な世界、ですか、ふむ」
[メイン2] ローラント : 冷たい氷の瞳は、空を見上げる。
[メイン2]
ローラント :
「想像できませんが
もし来たら、楽しいでしょうね」
[メイン2] ゆんゆん : ゆんゆんの視線もまた────空に。
[メイン2]
ゆんゆん :
「……もしそんな日が来るなら、今日みたいな……
のんびりとした、一日なんでしょうかね」
[メイン2] 天童 アリス : 「そうかも知れないですね!」
[メイン2]
ゆんゆん :
空は、透き通る真っ青でもない。
けれど、曇っているわけでもない。
ただ、晴天だ。
[メイン2]
ローラント :
「……ええ、争いの無い世界が、至高です
ただ─────それを許さないのが、現実です」
[メイン2] ローラント : 「私は、私の道を進みますよ」
[メイン2]
ローラント :
─────二つの道。
─────二つの志。
[メイン2] ゆんゆん : けれど、交わることは────ある。
[メイン2] ゆんゆん : 「……ちょっと、休憩しませんか?」
[メイン2] ローラント : ちらりと、氷のような瞳をゆんゆんへ向ける。
[メイン2]
ゆんゆん :
なんとなしに、口から出た言葉。
足止め目的だったのか、無意識だったのか、休みたかったのかはわからない。
[メイン2]
ゆんゆん :
「なんだかこんな日は、少しだけ、少しだけ……
何も考えないで休むのが、許されるような気がしたので……」
[メイン2] ゆんゆん : 「……どうですか?」
[メイン2] ローラント : 「………ふむ」
[メイン2] ローラント : 顎に手をやり、視線を右上へ。
[メイン2]
ゆんゆん :
片手には、カレーの残り物。
魔法で当分腐ることはない、むしろ一晩寝かせた事で美味しくなっているだろう。
[メイン2] ゆんゆん : ふわり、二人の間を茶色い匂いが駆け巡る。
[メイン2]
ローラント :
「そうですね、計画を推し進めるにも、体力は必要でしょう
そのために休息を取ることは、理にかなっています」
[メイン2] ローラント : 「……ふむ、それに、美味しそうです」
[メイン2]
ゆんゆん :
「えへへへっ、昨日、みんなで作ったんですよ
食べたことない味ですから、きっと驚くと思います」
[メイン2] ゆんゆん : にこっ。
[メイン2]
ゆんゆん :
「”ずっと”道を歩んできて、お疲れでしょうし……
ちょっとだけ、休んでみましょう!」
[メイン2] ローラント : 「ふむ」
[メイン2] ローラント : 馬車は、止まる。
[メイン2]
ゆんゆん :
きっと、彼は。
私たちがしたような、昨日のような”選択”を繰り返してきたのだろう。
[メイン2]
ゆんゆん :
その選択は無数にあって、自分の志に従って道を進む。
それが……人生。
[メイン2]
ゆんゆん :
けれど、昨日のような選択をするだけでも、私は疲れてしまった。
それを繰り返したであろう彼は、もっともっとだろう。
そんな彼に私が出せるのは。
[メイン2] ゆんゆん : 一杯のカレーくらい。
[メイン2] ゆんゆん : ぼっちなりの、”選択”だ。
[メイン2] ゆんゆん : 「どうぞどうぞ!とっても美味しいですから!」
[メイン2] ゆんゆん : ぐいぐい、とカレー入り食料袋を手渡す。
[メイン2]
ローラント :
ふむ、と口癖のように答え、目を少し丸くしながら
ちらりと、ゆんゆんの顔を見た後、カレーを手に取る。
[メイン2]
ゆんゆん :
「はっ!?ど、毒とか薬は入ってませんよ!?あったら入れてるかも……
じゃじゃなくて、辛くておいしいですよ!?」
[メイン2] ゆんゆん : 目線が急に宙を描く。
[メイン2]
ローラント :
「毒が入っていても、解毒の魔術が施されているので
基本的には問題ありませんよ」
冗談なのか、本気なのか分からないような、淡々とした口調で答え。
[メイン2] ローラント : カレーを一口、頬張る。
[メイン2] ローラント : 「ふむ、これは……確かに、美味ですね」
[メイン2] 天童 アリス : 「良かったです」
[メイン2] ゆんゆん : なんて抜け目がない人なんだ…と半分尊敬、半分白い目で見つつも。
[メイン2] ゆんゆん : 「……!」
[メイン2] ゆんゆん : ぱあぁ、と顔を満面の笑顔にする。
[メイン2]
ゆんゆん :
「えへへへっ、そ、そうですよねっ!
入ってるお肉とか、ぴりりっとした辛みとか!」
[メイン2]
ゆんゆん :
早口でカレーの良さを語っていく。
昨日教わったのにもう自分のレシピ気取りだ。
[メイン2] ローラント : 「? 辛み? ……ああ、なるほど」
[メイン2]
ローラント :
「これは失礼いたいました、私、痛みはある程度遮断する魔術を
体に施しておりますので」
[メイン2] ローラント : 「辛みは、痛みですからね」
[メイン2] 天童 アリス : 「便利ですね」
[メイン2] ローラント : 「楽しむことができませんでした」
[メイン2] 天童 アリス : 「悲しいですね…」
[メイン2]
ゆんゆん :
「へっ……
そ、そんな魔術まで……!?ど、どうして……!」
[メイン2]
ゆんゆん :
人の痛覚は、危険信号と聞いたことがある。
それを魔法で無くしてしまうなんて────。
それは、まるで人でないように思えてしまう。
[メイン2] ローラント : 「これも、魔術研究の成果の一つです」
[メイン2]
ローラント :
冷たいような視線をゆんゆんへ送る。
だがその顔は、どこか誇らしげに。
[メイン2] 天童 アリス : 「へ〜!」
[メイン2] ゆんゆん : 「……ほへえ……魔術は、なんだか人の範囲を越えるようなものばっかりで驚いちゃいますね」
[メイン2] ゆんゆん : 魔術を使うものとしての発言ではない気がする。
[メイン2] ゆんゆん : ……そういえば、ふと思い出す。
[メイン2]
ゆんゆん :
「……話はまた別になるのですが……
もし、何かのトラブルで村が使えなくなったら……
ローラントさんはどうするのですか?」
[メイン2] ローラント : 「……ふむ」
[メイン2] ローラント : 「その場合は、諦めて帰りますね」
[メイン2] ゆんゆん : ずる、と肩の力が抜ける。
[メイン2] 天童 アリス : 「そうならないといいですけどね…」
[メイン2]
ゆんゆん :
「……へ、あれ……?!
なんだか、諦めがいいんですね!?」
[メイン2]
ローラント :
「私は合理的に物事を突き詰めているつもりですからね
もしその村で、私の計画を進めることができなくなるような
そういった要因があれば」
[メイン2] ローラント : 「その状態を吟味した上ですが、深くは追いませんね」
[メイン2] 天童 アリス : 「へ〜!」
[メイン2]
ゆんゆん :
「……そうだったんですか、……なんだか、短い付き合いですけど……
その方がローラントさんらしい、ような気がしますね」
[メイン2] ゆんゆん : 何だかおかしくて、ふふっと笑う。
[メイン2] ローラント : 「………ふむ?」
[メイン2] ローラント : 何故笑われたのか、分かっていないような表情。
[メイン2]
ゆんゆん :
「ああいえ、こっちの理由です!
……ローラントさんは、合理的に行動するうえで……
やっぱり、王国の皆さんは大切なんですか?」
[メイン2] ローラント : 「もちろんです」
[メイン2] ローラント : 「やはり故郷は─────大事にしたいではありませんか?」
[メイン2] ローラント : 冷たい瞳ながらも、どこか穏やかな表情で。
[メイン2] ゆんゆん : その穏やかな表情に────暖かな風が吹いたような、錯覚を覚え。
[メイン2]
ゆんゆん :
「……私もです
多分アリスちゃんも同じでしょうね」
[メイン2] ゆんゆん : にこり、と微笑んで。
[メイン2] 天童 アリス : 「そうですね!」
[メイン2] ゆんゆん : アリスの返事を聞いて、こくんと頷き。
[メイン2] ゆんゆん : 「……もうちょっと、ゆったりしましょうか~」
[メイン2] ゆんゆん : ごろん、と馬車の上であおむけに。
[メイン2] ゆんゆん : 見上げれば────変わらない青空は、晴れ晴れしく映っていて。
[メイン2]
ゆんゆん :
誰がいい悪い、ではない。
人はそれぞれ、志を持って道を歩む。
その道は、この青空のように透き通っているはずで。
[メイン2]
ゆんゆん :
けれど────今日のように。
こうして、交差することもあるのだ。
[メイン2] ゆんゆん : ぼっちの、一つの成長であった。
[メイン2] ゆんゆん :
[メイン2] ゆんゆん :
[メイン2] ゆんゆん :
[メイン2] GM : ─────遠くで、爆裂が轟く。
[メイン2] GM :
[メイン2] GM :
[メイン2] GM :
[メイン2] ローラント : 「─────ふむ」
[メイン2] ローラント : 冷たい表情で、遠くから放たれた衝撃波を見やり。
[メイン2]
ローラント :
「これは……解放魔術……いえ、違う……?
……しかしこれは、石の……
…………ふむ」
[メイン2] ローラント : 「─────ともすれば」
[メイン2] 天童 アリス : 「どうかしました?」
[メイン2] ローラント : すっ、と立ち上がり、馬車へと戻る。
[メイン2] ローラント : 「護衛依頼は、失敗です」
[メイン2] 天童 アリス : 「!」
[メイン2] ローラント : 氷のような瞳で、あなた達を見て。
[メイン2] ゆんゆん : 「な、はぁっ…へぇっ!?」
[メイン2] ゆんゆん : ……もしかして……みんな"成功"したのかな……!
[メイン2]
ゆんゆん :
ドキッ!と、氷のような、透かされてしまうような瞳に。
ぴゅ〜ぴゅ〜、と下手な口笛を吹き目をそらす。
[メイン2] ゆんゆん : 「ソンナコトガオキテシマッタンデスカー」
[メイン2] ローラント : その様子に目を細めながらも。
[メイン2] ローラント : 「あの3人が帰り次第、引き返します」
[メイン2] 天童 アリス : 「分かりました…」
[メイン2] ローラント : 「報酬は─────300万ベリー程度であれば、出しましょう」
[メイン2]
ゆんゆん :
「……わかりました、それまで待機……
……へぇっ!?」
[メイン2]
ゆんゆん :
目をまん丸とさせる。
それだけでも、大した額だ。
通常の依頼分ある。
[メイン2] ゆんゆん : 「……いいんですか?私たち、失敗してしまった……みたいですが」
[メイン2]
ローラント :
「大なり小なり、あなた達をここまで連れてきましたからね
その分の対価は支払うべきでしょう」
[メイン2] 天童 アリス : 「聖者」
[メイン2] ローラント : 無表情で、そう告げる。
[メイン2]
ゆんゆん :
「…………
あっ、ありがとうございます!」
[メイン2] ゆんゆん : しばしぽかんとしていたが、アリスの声でようやく我を戻す。
[メイン2] ゆんゆん : 「……その、任務でこう言うのは変かもしれないんですけど……」
[メイン2]
ゆんゆん :
「……他のみんな、そしてローラントさん
皆さんと過ごす日は、結構……楽しかったです」
[メイン2] 天童 アリス : 「そうですね」
[メイン2] ローラント : 「ふむ」
[メイン2] ローラント : 「─────やはり、変わっておられます」
[メイン2] ローラント : 遠く、氷のような瞳で、空を見上げるのであった。
[メイン2] ローラント :
[メイン2] ローラント :
[メイン2] ローラント :